スポーツ選手などの集中力が極限まで高まり、自分の持っている実力を100%発揮出来るような精神状態を「ゾーンに入る」と言います。
ゴルファーがパットを打つ際、すぐ近くを通り過ぎる電車の音が一切聞こえなくなるとか、まさにこの境地なのでしょう。

私も学生時代アーチェリーをやっていた時期があったのですが、ゾーンに入った状態になると周りに沢山の競技者が居るにもかかわらず、自分一人が世界から隔絶されているような感覚になり、50m先に置いてある的が通常より大きく見える。
そして何度矢を放っても外れる気がしない。そんな精神状態になったものです。

スポーツの世界ではよく聞くこの精神状態ですが、仕事の上でもこれに近い状態に入る事が出来ます。
私の場合は本当にたまにですが、ゾーンに入ることが出来ると次から次へとタスクを片付けることが出来、一日でこなす仕事量は通常の二倍以上にもなることもあります。
その際「毎日これ位頑張れたら良いのに。。。」なんて思うのですが、なかなか難しいです(笑)

それでもGTDをベースとした仕事術をやり始めてから、その頻度は確実に上がっていると思います。
ここではそのゾーンに入るために心がけている幾つかの項目について紹介したいと思います。 

・ひとつの事に集中する

ゾーンに入るための集中力を維持するためには、一つのタスクのみに意識を持つ事が重要です。
前に書いたような、慢性的な繁忙感を感じている人は、常に頭のなかで色々なタスクで一杯になっていると思います。
そのような状態ではその頭の中のゴミタスクがゾーンに入るための集中力を阻害してしまいます。
一つのタスクに集中するためにも、今考える必要のないタスクを頭の中から追い出すというプロセスが大事になってくるのですね。

→今やらなくてよいタスクを明確にしましょう

・制限時間を設ける
ゾーンに入るための精神状態として適度な緊張状態も必要です。
一つのタスクに時間の締切がないと、ついダラダラとしてしまうのが人の弱い所です。
これは自分も大いに反省すべき点なのですが、このようなダラダラした精神状態だと到底ゾーンに入ることは出来ません。
周りから押し付けられた締切がなく、自分の裁量でタイムスケジュールを組める時には、積極的に締切を設け、そのタイムリミット内にタスクを完了させるとういう意識が必要ですね。

→タスク完了のタイムリミットを設けましょう

・タスク密度を高める
集中力を維持する為に必要なものとして、タスクの密度が考えられます。
これは、なにか一つのタスクが完了した時点で「さて、次は何をやろうか?」と考えているようでは、その瞬間集中力が途切れ、折角出来ていた仕事の流れが途切れてしまいます。
ゾーンに入った精神状態を途切れさせないためには、目の前に常に着手出来るタスク一覧を持っておく事が必要です。
また、このタスク一覧ですが、漠然とした内容ではなく、最初のステップで抽出した「今すぐに出来る事」のレベルでないといけません。

→タスクは出来るだけ細かく分解し、すぐに出来るタスクを沢山持っておきましょう

・集中の邪魔になるものを取り除く
あるタスクの進行中に、電話やメールが入り作業が中断する。これが集中して仕事をする事を妨げる一番の原因ではないでしょうか。
その他にもついついネットのニュースやRSSに溜まった記事を読んでしまったり、iPhoneをいじってしまったりと、私たちが集中して仕事をするのを妨げるものは沢山ありますよね。
こちらの都合などお構いなしに掛かってくる電話は別として、その他のノイズを出来るだけ遠ざけることが出来ればゾーンに入った状態を持続させることができると思います。

→作業を中断させるノイズは出来るだけ遠ざける、又はそのための時間を設ける

このノイズについての対処方法については又別のエントリーで説明したいと思います